てぃーだブログ › 被災地へティダの恵みを!~多良間黒糖を届けよう › 経過報告 › 沖縄の宮古と岩手の宮古

2011年04月07日

沖縄の宮古と岩手の宮古

ここ数週間はテレビで“ミヤコ”と聞くたびにドキッとする私たちですが
6年前、5市町村が合併するにあたり島内を二分する激論と住民投票の末、
「宮古市」を辛うじておさえた「宮古島市」に決定した経緯があります。
むろん、岩手県宮古市との混同を避けるためですが、確かその際、
宮古市からも「できれば同じ名前を冠さないでほしい」と要望されたと記憶しています。

宮古島と岩手県宮古は、それ以上のご縁はなかったように思いますが、
このたび被災地に黒糖を贈ろうというこのプロジェクトについて
「黒糖を送るなら、宮古島から宮古に送っては?」
というご意見メールを複数の方からいただきました。

実は意外に知られていないのですが、
黒糖の産地、多良間村と岩手県宮古市が“姉妹村市”なのです。

「今から150年前、岩手県宮古の商船が76日間の漂流の末当地に漂着し、
島民の保護を受け無事に帰還した史実から、
宮古市・多良間村は教育・文化・経済の交流を長い期間に亘り続けております。」
多良間村ホームページより)とあるように、
毎年夏休みには小学生が互いに滞在交流したり、
製糖期には宮古から“援農隊”(期間工)を招き入れたり、と
かなり深いレベルの民間交流が行われています。

なので、このたびの震災に対しての多良間村の対応が
(たまたま議会開催中だったことを差し引いても)かなり素早く、
村民が一致団結して事にあたっているのも納得できます。

即座に宮古市への義援金600万円を村の予算に計上、
近日、その義援金を携え村長・議長がじきじきに宮古市をお見舞い訪問する予定。

早々に発送した多良間黒糖900キロは、すでに数日前に現地に到着した模様。

さらに、島に二名しかいない保健師のうち一名を現地に派遣することに決め、
ちょうど今日、出発式が行われました

すごいぞ、多良間村!

黒糖も素晴らしいけれど、人はもっと素晴らしい!
(ますます好きになりました)

私たちの被災地支援プロジェクトは、こうした多良間村の行動とは別になりますが、
「情報を共有しながら、互いにがんばりましょう」(村担当者)
と言っていただいています。

13万人ともいわれる避難所生活の一人でも多くの方々に
多良間黒糖の滋養と癒しがお届けできるよう、
みなさまどうぞ、力をお貸しください。
沖縄の宮古と岩手の宮古



同じカテゴリー(経過報告)の記事
黒糖、被災地へ!
黒糖、被災地へ!(2011-05-11 15:14)

募金額のご報告
募金額のご報告(2011-04-30 19:09)


Posted by art of tida at 17:42 │経過報告